出会い系サイトやアプリを眺めていると、今まで見たこともない単語を目にすることがある。特に「アダルト掲示板」でそれが多い。例えば「穂別苺で」と言われてもなんのこっちゃ分からない。他にも「条件あり」とか「NS」、「NN」、「パパ」、「プチ」…などいくつもある。これらは、出会い系で使われている特有の用語や隠語だ。風俗にも業界用語が存在したが、出会い系にも専門用語があるのだ。今回は出会い系初心者には理解が難しい用語を網羅的にピックアップする。では「あ行から」解説してみたい。
あ行の出会い系用語
会いたい(あいたい)
出会い系ではこの言葉がよく使われる。「会いたい」といえど、そこには暗に援助交際を求める(つまり援助されたい)という意味が含まれている。現に優良出会い系のひとつである「ワクワクメール」には「すぐ会いたい」というアダルトカテゴリーが存在していて、援助交際の相手を探すための書き込みが飛び交っている。当然、書き込みの中にも「会いたい」というフレーズが頻出する。
アブノーマル(あぶのーまる)
掲示板への書き込みの中に「アブノーマル」という単語を見かけることがある。一般的に言われている「アブノーマル」という言葉の意味と同じく、「ノーマルではない」に他ならない。具体的には「SMプレイ」、「露出」、「AF」…などセックスのプレイの趣味が変わっていることを示す。
アポ(あぽ)
「会う約束」のこと。アポイントメントの略。用法は「即アポ(即については後述)」、「アポが取れた」など。
アンダー(あんだー)
18歳未満の女の子のことを指す。こうした娘と出会い系で知り合い、性交渉するとと条例や法律違反となる(小出恵介や狩野英孝と同じく)。ただし、優良な出会い系では会員に対し年齢確認を促しているので、アンダーな娘はいないと考えて良い。
苺(いちご)
「15,000円」のことを指す。援助交際のやりとりをする際に使われる。「15,000円」は「1.5k(kはキロのkなので千円のこと)」、「いちとご」、「いちご」、「苺」と変化して金額を表す隠語として使われている。用法は「穂別、苺で」など。決して書き込んだ娘がとちおとめを食べたいわけじゃない。
意味分かる(いみわかる)
女の子「意味分かる人だけ、メッセージ下さい」
例えば上記のような書き込みがある。ここで言う「意味」とは「あなたとセックスをするから、その代わりにお金をください」ということである。ワリキリ(後述)の相手を探す目的で使われる。
NS(えぬえす)
ノースキンの略。コンドームをつけずに生で挿入すること。生でのセックスは気持ちいいが、性病への感染リスクが増加する。気をつけよう。
NN(えぬえぬ)
生中出しの略。生で挿入した上に、相手の膣内で射精をする行為。相手がピルを飲んでいたら出来るかも。ちなみに、出会い系のアダルト掲示板では、NNを売りにする「出会える」女性が結構いる。
援交(えんこう)
援助交際の略。援助交際とは「性的関係を持つ代わりに金銭の享受を行う」行為である。つまり、お金が欲しい女性が男性から料金を取り、身体を売るというものだ。しばしばワリキリとも呼ばれる。出会い系サイトではこのような援交目的の女性が「出会い」を求めてたくさん書き込みをしている。信頼のおけるサイトなら気になる娘と会って援交してみるのもいいだろう。相場は本番ありの場合、「15,000円(苺)」 から高くて「30,000円」だ。
ちなみに、法律的な観点から言えば、「援助交際」自体は一応禁止されているものの、18歳以上とならば「グレーゾーン」であり、あなたが捕まることはまずない。優良出会い系サイトを使えば、18歳未満の娘には、規制により出会えないようになっている。安心して使えば良い。
援・円・えん・¥(えん)
援助交際の略である援交をさらに略したのが「援」、「円」、「えん」、「¥」という表記だ。女の子が援交の相手を探している場合、
「えんぼ」
などと記載することもある。これは「円の相手募集」という意味だ。
大人の関係(おとなのかんけい)
読んで字のごとく「大人の関係」は「大人の関係」なのだが、出会い系の場合より狭い意味となる。それは、セックスを含めた性交渉を行う関係ということである。まさに「大人な」関係である。
か行の出会い系用語
神待ち(かみまち)
家出した女の子がよく使っていた言葉。神とは、その娘にお金や物品(食べ物やブランド物など)を与える男性のこと。女の子はそれらをもらう代わりに、男性に身体を「与える」こととなる。そうした女の子と「神」との交流のための「神待ち掲示板」なるものも存在する。
逆援・逆円・逆¥(ぎゃくえん)
援交は男性が女性に対して援助して、身体という対価を女性が男性に与える。「逆援」と呼ばれる行為は、*女性が男性に対して金銭などを与え、男性が身体を売る**現象だ。出会い系では援交のケースばかりなので、この逆援パターンはなかなかお目にかかれない。
業者(ぎょうしゃ)
悪質な出会い系にはサクラも含め業者がたくさんいる。いや、業者ばかりのところも多い。
特に目立つのは、一見素人と思いきや、相手は業者だったというケース。こうした女性は、出会い系掲示板を活用して援交を行い、いわば「プロ」としてお金を稼ぐことをしているのだ。中には掲示板への書き込みなどを仲介する専門業者もいる。
業者のいない優良出会い系サイトで遊ぼう。
ゴ有(ごあり)
男性がコンドームを着用して女性にちんこを挿入すること。
「条件は穂別苺、ゴ有で」
などのように指定される。
さ行の出会い系用語
サクラ(さくら)
出会い系サイトorアプリ内で、あたかも本当に「あなたのことが気になる」と言い寄ってくる、プロフィールとは異なる「偽物」の人達の総称。登録したら、すぐさま「若くて写真が可愛いくて、しかも近くに住んでる女性」からお誘いのメッセージが来た、なんてことが多発したらそのサイトはサクラがたくさんいる悪質サイトだ。しっかりと出会い系サイトを選べば、多少の業者はいるかもしれないがサクラは全くいない。
サクラのいない出会い系をちゃんと見極めて使おう。
サポ(さぽ)
サポートの略。つまりは援交やワリキリと同じ意味。
「明日の夕方、新宿でサポしてくれる優しい方、いますか?」
などと使う。
時短(じたん)
女の子が、想定される時間より(行為や一緒にいることを)短く切り上げるのを意味する。風俗でよく使われる言葉だが、出会い系で出会った女の子との約束でも使われる。
地雷(じらい)
出会った娘が「とんでもなく」ブスだった時によく使う。以下が用法。
「XXX(サイト名)で出会った娘が地雷だった」
地雷にはあいたくないものだ。
写メ(しゃめ)
出会い系では写メはあまりアテにならないことが多い。ワリキリを条件にメッセージをして写メを要求しても「会ってから…」と拒否される。なので、相手は業者かもしれないし、地雷かもしれないし、とびっきりの美女かもしれない。このように出会い系はギャンブル要素が強いのである。
条件あり(じょうけんあり)
女の子「条件ありで今夜会える方探してます」
のように使う。条件とは「お金のやりとりが発生する」、「性交渉をする」といった割り切った関係で会うことを指す。
JK(じぇいけい)
女子高生の略。いくら出会い系でもJKとは基本的に会えない。法的にまずい問題が起こるからだ。とはいえ、きちんと会員の管理をしている出会い系では、女子高生は登録することが出来ないようになっている。出会い系でJKと出会うのは期待してはいけない。
即(そく)
「即アポ」のように何かの単語の頭につけて使う。「いますぐ」という意味である。
た行の出会い系用語
助けて(たすけて)
出会い系で、女の子が「助けて」と書きこんだ場合、それはつまり「お金(もしくは食べ物など)を下さい。その代わりエッチしていいですよ」という意味が暗に含まれている。「神待ち」と同じような意味合いも持つ。
美人局(つつもたせ)
夫婦やカップルのような関係にある男女が共謀して起こす。女は他の男を誘い性的な関係を持った後、男性側が「誘いに乗った男」を脅したり、たかる。いわば「釣り」である。優良出会い系サイトを使っている分にはこのような美人局に巡り合うことはまずない。
釣り(つり)
相手を期待させて置きながら、全く別の結果をもたらすこと。出会い系ならば、男性が女性を模してプロフィールを書き、あたかも「あなたのことが好きな美人」を装うような行為。美人局やサクラも釣りの一種と言える。
定期(ていき)
一度きりではなく月に2回など「定期的に」出会う関係になることを言う。
女の子「相性が良ければ定期でお願いしたいです」
などと使う。もし「性的な関係なし」に定期で出会っていれば、男性側は「パパ」といえる存在かもしれない。
出会いない系(であえないけい)
文字通り、出会い系サイト/アプリの中でも「全く出会えない」ものを指す。
いくら出会い系を謳っていても「マジで会えない」ところがたくさんある。人がいないか、サクラばかりなのである。無駄な時間を過ごさないためにも、きちんと出会い系サイトやアプリは選んでもらいたい。
な行の出会い系用語
中出し・中田氏(なかだし)
膣内で射精をすること。
生(なま)
ゴムを付けずにそのまま挿入すること。
生外(なまそと)
生で挿入して、かつ精子を膣外に発射すること。女性側が妊娠のリスクを回避するために外に出す。たいていは、女性の腹や胸に射精するが、世の中には「顔射」という言葉もある。
生中(なまなか)
生で挿入して、かつ膣中で射精すること。出会い系の掲示板では、ワリキリの相手を募集する時に、生中を条件に標準より高い料金を提示されたりする。
荷(に)
「20,000円」のこと。「20k(kはキロ、つまり1,000を表す)」とも表記されることもある。
は行の出会い系用語
パパ(ぱぱ)
(基本的に)性的な関係を持たず、女性に対し金銭や物品を与える関係の男性のことを指す。
こうした相手を探すことを「パパ活」と呼ぶ。
ピンチ(ぴんち)
つまり「お金がないので、身体を売ります」という状態を指す。この単語が出てきたら、ワリキリの相手を募集していると思えばよい。
プチ(ぷち)
ワリキリのプレイの一種。本番よりも「軽い行為」を行う。例えば、車内でのフェラチオフィニッシュなどである。
プロフ(ぷろふ)
プロフィールの略。出会い系では女の子のプロフィールを見ることと自分のプロフィールを充実させることが重要である。ただし、悪質な出会い系ならば、ほとんどの女の子のプロフが「嘘」だったりする。
ホ別・穂別(ほべつ)
「ホテル代別」を略した言葉。
「条件はホ別荷で」
などのように使われる。上記の例では、男性側が「20,000円」を相手の女性に渡し、別途「ラブホ代」をホテルに支払う。女性側としては20,000円を男性から受け取る。
出会い系で割り切った関係で出会う時には必ずと言っていいほど出てくる。予め、出会うための条件を決めておく必要があるからだ。
や行の出会い系用語
ヤリ目(やりもく)
「ヤル(主にセックスする)ことを目的に」していること、もしくは人のこと。
当然のことながら、出会い系サイトにはピュアな出会いを求めている方もたくさんいる。そういう女性プロフィール欄に
「ヤリ目お断り」
などと表記する。
諭吉(ゆきち)
「10,000円」のこと。1万円札に描かれているのが福沢諭吉なことに由来する。
わ行の出会い系用語
分かる方(わかるかた)
「意味分かる」と同じ意味。援助交際の相手を探す時に女性がよく使う。
訳あり(わけあり)
「訳ありで会えませんか?」
割り切った関係を前提に、という意味。上のような書き込みがある場合、「ワリキリの関係で」会えないか? と尋ねていることとなる。
割り切り・ワリキリ(わりきり)
ワリキリとは「割り切った関係」から派生して、「援助交際をする男女」を意味するようになった。援助交際という言葉を使うと生生しいので、しばしば「ワリキリ」という言葉が使われる。例えば、以下の通り。
「今夜池袋で、ワリキリで会いましょう」
出会い系では「割り切らない関係」、つまりカップルや夫婦といった関係になることを目的とするユーザー達もいれば、このようにワリキリ目的の人もいる。出会い系をどう使うかは、あなた次第だ。
なお、割り切りのやり方については以下で詳しく解説している。
出会い系用語・隠語まとめ
40個以上の出会い系で使われている用語や隠語を紹介してきた。普段目にしないものが多いので、しっかりと理解してから、出会い系を使ってみるといいだろう。
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