海外に行って外国人とセックスまたはそれ相応のことがしたい。しかし、よほど長い期間滞在するか、よほど敏腕なナンパ師でもないとそれは難しい。やはりそこは風俗である。「金を払って女を買う」。しかし、近隣のアジア諸国、オランダやドイツなど売春の仕組みがそれなりに確立されている国ならまだしも、言葉も通じない・日本ほど風俗システムが出来上がっていない異国の地で風俗体験をするのは(いくら金を払う気があっても)難しい。今回紹介するスペイン・マドリードは中でも風俗難易度の非常に高いところであった。店を探すところから帰ってくるまでドッキドッキの張り詰めた緊張感。結果、スペインなのにロシア人とシャンパンセックスをキメた。
出張でスペイン・マドリードへ
3年ほど前、スペインへ出張へ行った。筆者は出張に行く際には前泊もしくは後泊をして、仕事以外の時間を作りその土地々々の風俗へ行くことにしている。バルセロナでの用件だったが、それが片付くとマドリードへ飛び、そこで2泊してからそのまま日本へ帰る旅程にした。これなら丸一日、首都であるマドリードでゆっくり過ごすことが出来る。
マドリードは楽しい街だった。歴史のある西洋建築のビルにはApple Storeが入っていて、広場ではデモ隊がでっかいスコップのようなもので地面をバンバンと叩いている。すれ違う人々はみんな笑いながらお喋りをしていた。
観光もほどほどに切り上げホテルに戻り昼寝をすると(本場のシエスタだ!と少しはしゃいだ)、調査を開始した。
スペインにおける風俗事情
ホテルの遅いインターネット回線を使ってノートパソコンとにらめっこ。やはりか…
例えば、韓国やドイツのKTVや台湾のサウナなどに対して、ここスペインにおいてはそういう分かりやすい風俗スポットはなかった。コールガール(いわゆるデリヘル)の情報もアメリカの都市部に比べて少ない印象だ。しかも、風俗目的でスペインに来る日本人もしくはスペインに来て風俗に行きたいと思う日本人が少ないからだろう。日本語のスペインの風俗に関する情報がほぼ見つからない。それどころか、英語の文献も出てこない。現地語であるスペイン語を筆者は習ったことがない。
それでもねちっこく調査を進めていると、こうしたスペインの都市部で唯一風俗的・売春的なことが行われている場所がわかった。ナイトクラブである。そこには女の子がたくさんいて、交渉次第で本番が出来るらしい。
Chelsea Cabaret Madrid
マドリードには3件ほどしかそれらしきナイトクラブは見つからなかった。そこでホテルから徒歩15分ほどでたどり着ける「Chelsea Cabaret Madrid」という店にターゲットを絞った。インターネットを漁ってもこの店に行って女を買いました、というような記載は一切見つかっていない。だが、長年の勘で、ここなら何かできそうだというニオイがした。
多国籍軍
表通りを一本入ると急に外灯がなくなり、路肩に乗り上げて路上駐車している車のタイヤが行く手を邪魔する。ガタイのいい現地人の兄ちゃんが遠くの方で口論している。彼らの手前に、灯りのついた入り口があって、その上にしょぼいネオンで「Chelsea」と書かれているのを発見する。さすがに怖い。何も考えないようにして目的地まで向かう。
入り口には婆さんが座っていてすぐさま「12ユーロ」を請求してくる。日本円で1,500円。つまり入場料である。ここまでの段取りは想定内だったので札を婆さんに渡し、地下へ向かう階段を下った。
真っ暗でしばらくは何も見えなかったが、しばらくして目が慣れるとバーカウンターの手前に女の子がズラーッと並んでいた。観察してみると、背の高さ、髪の毛の色、肌の色がバラバラで明らかに「多国籍軍」である。
ボーと立っているところ、今度は婆さんその2がヌーっと現れて英語で「何か飲むか?」と訊いてきた。10ユーロで頼んだサングリアを相変わらず居場所の悪い感じで飲んでいると、一人の女の子がやってきた。「私と遊ばない?」という趣旨の言葉をかけてくる。
なるほど。そういう仕組みか。
理解した筆者は彼女の容姿をチェックした。どうやら南米系の血筋で、黒髪。顔はさほど可愛くない。こちらが渋い表情をしているとさっさと彼女はバーカウンターの方へ戻っていた。
次に来たのがロシア人の娘だった。長いゴールドの髪で、目鼻立ちがくっきりとして肌が白い。愛想も良さそうだし、何より英語が聞き取れて話しやすかった。そこで筆者は彼女に訊いた。
君とセックス出来るの?
すると、ロシア人は婆さんその2と目配せをして、誰もいないストリップ劇場のステージみたいな通路の階段を降りて、手招きをした。
重たい扉の向こうには
ステージの横の壁を婆さんその2が押すと、幅30cmはあろうかという重厚な扉が開いた。「裏側感」がすごい。そして、その先にあるもう一つの今度は小さな扉を開くと、いかにも秘密にしているといった小部屋があった。二人がけのソファーが部屋の大半を占め、片方の壁には大きな鏡が貼られている。そして、「便座を外した小さなトイレ」みたいなものが端っこにある。
婆さんその2がしきりに叫びだした。
シャンパンを飲まないか?
どうやら200ユーロするシャンパンを頼むと、このロシア人とセックスが出来るシステムらしい。日本円で25,000円。地元ならどこどこのデリヘルで90分プレイ出来るな、とか考えつつもまたとない機会である。婆さんその2に200ユーロを渡した。
レッツ・シャンパンセックス!
ロシア人はお茶目でノリのいい性格の娘だった。ふたりとも裸になると、もう二度と味わえないだろうシャンパンプレイが始まった。
まずはグラスに注いで乾杯。筆者は普段酒を飲まないので、良し悪しがよく分からないが軽く酔っ払う。すると彼女がシャンパンを口に含んだまま、こちらを見つめて、唇あたりを指で指した。口を開き気味でキスするとゆっくりと生暖かいシャンパンが移ってくる。
今度は彼女がグラスのシャンパンを筆者の胸のあたりにチョロっと垂らした。それを舌で舐め回して、彼女が飲んだ。次は逆だ。彼女の豊満だが緩めのおっぱいにかかったシャンパンを筆者が舐める。
なるほど。これは楽しい。
シャンパンを使った前戯が一通り終わると、ソファーに横になって挿入。基本的に彼女が上になる騎乗位が多かった。ロシア人でも気持ち時は「アーイエィ」みたいな声を出すことが分かった。
正体はビデ
プレイが終わるとより和やかな雰囲気でロシア人と話すことが出来た。短い時間だけどいろんな話を聞けた。ロシアは場所柄、陰鬱だけど、スペインの陽気なところが好きと言っていたのが印象的だ。あ、そうそう。気になっていたことがあったのだった。
このプレイルームに関わらず、スペインのホテルのトイレには日本にはない「ビデ」というものがある。これは様式トイレの便座を外したような外見をしていて、正面上部に水道の蛇口が付いている。こいつは一体なんなんだ?どう使うんだ?と不思議でしょうがなかったが、彼女が実演をしてくれて謎が解けた。
ロシア人の娘は「これはビデって言うの。これからやってみせるわ」と、裸のまんまでビデの上に腰を浮かして座る体制を取り、目の前の蛇口をひねった。そして、出てきた水でビシャビシャとオマンコを洗った。
これには笑った。彼女も笑っていた。
「あなたもやってみなよ」と急かされて、筆者も初めてのビデ体験をした。彼女は満足そうにまだニンマリしていた。
帰路へ
プレイルームを出て、誰も踊っていないストリップ劇場の客席で二人でイチャイチャしていたが、「もう一本シャンパン飲まない?」と誘ってきたので、それを振り払うように「Chelsea Cabaret Madrid」を後にした。もう十分楽しんだし、金づるにされたら困る。
それでも帰り際、明日東京へ帰る筆者に、彼女は「明日は休業日だから明後日ならいるわ」と言ってくれた。マドリードの街は22時を過ぎた時間のくせに来る頃よりも人がごった返していた。
まとめ
スペインの首都マドリードのナイトクラブでロシア人とシャンパンプレイをして来た。どうせなら現地の娘としたかったという名残はあるものの、彼女がいい娘だったのでよしとしよう。スペインの風俗は充実しておらず、こうした「ナイトクラブ」もしくは「キャバレー」の中から今回の「Chelsea Cabaret Madrid」のような店を見つけて突入するのが残された数少ない手の一つだ。Google Mapsで見る限り、もう既にこの店は「閉鎖」してしまっているが、同種の店は他にもあると思われる。くれぐれも気をつけて、挑んでもらいたい。