サンフランシスコのマッサージ店でタイ人と裏オプした思い出

とある年のとある秋のことだった。筆者は出張でアメリカのとある所へ飛んだ。1週間ほどかけて仕事を終えると、帰りがけにサンフランシスコへと寄った。サンフランシスコと言えば、今やシリコンバレーと呼ばれるIT先進地帯を有している。そして、何より西海岸カルフォルニアに位置している。「先端かつ陽気!」。何を求めているわけでもないが、とにかく俺はサンフランシスコで3日間過ごしたのである。その時… あの鉄格子を開いて、あのサイボーグとやった。

サンフランシスコで手持ち無沙汰になる

サンフランシスコで3日間過ごすとなっても、案外暇であった。仕事はもう既に他のところで片付けて来たし、俺は一人ぼっちだったし、特に観てみたい物もなかった。15ドルもするやたら高いハンバーガーセットを買って、公園の整った芝生の上に座って、遠くのステージで演奏されている朗らかなバンド演奏を聴いたりしていた。

1日目の夕食は、たまたま同じサンフランシスコに来ていた高校生時代の後輩と、食べた。やたらテレビの音がうるさい、スポーツバーだった。後輩の話が全然聴こえなくて、彼がサンフランシスコに「どんな用事で」来ていたのか?を把握しきれなかった。

2日目の早朝には、ホテルのWifiに繋いだ手持ちのMacBookで、サンフランシスコの風俗情報を調べていた

そうだ風俗へ行こう!

明日、つまり3日目には、帰国するためにサンフランシスコを旅立つ。行くならば、時間がたっぷりあった方がいいだろう。

サンフランシスコの風俗へ行くには今日しかない!

ホテルの朝食バイキングで、バターをたっぷりかけたホットケーキを頬張った後、計画を実行に移すべく、再びMacBookを開いた。

海外、特にアメリカの風俗事情

調べてみたものの、海外…特にアメリカの風俗事情というのは日本とはだいぶ異なり、厳しいものである。

「各国の美女がズラーッと並ぶ」と言われている「マカオ」などは例外として、日本のような「ザ・風俗店」は存在しない。ことアメリカにおいては、有り得そうなのが「コールガール」という仕組みであった。これはまぁ、日本で言う「デリヘル」なんだけれども、ホームページには電話番号のみしか記載がなく、お店の雰囲気やコンセプト、どんな女の子がいるのか?などが全く分からないまま、凸電しなくてはいけない。場合によっちゃあ、新聞にしか番号を載せてないところもあるらしい。しかも、電話口の相手はアメリカ人。英語でだ

うーん。

しばらく、他の情報を漁っていると、インターネット「黎明期」を思わせる掲示板(BBS)で、「アメリカの風俗情報」のやり取りが、日本人の間で日本語でされているではないか!筆者はすすっていたコーヒーをこぼしながら、慌てて「サンフランシスコ」と検索した。

見つかったのは、鉄格子に覆われている(らしい)マッサージ店であった。どうやらそこで、エロいサービスを受けれるとのこと。

筆者が宿泊しているホテルから、そこへ行くには、テンダーロインと呼ばれるサンフランシスコの中では、一番危ない通りを通らなくてはいけない。たどり着いたとしても、マッサージ店は、日本のそれとは違い、一筋縄ではいかない様子である。鉄格子って牢屋かよ!ってか、絶対、日本語通じないし…。

とはいえ、俺はいつの間にか、手に持ったマグカップの中身を飲み干し、MacBookの蓋を閉じていた。

鉄格子を開ける

テンダーロインは言われているほど、恐怖を感じることはなかった。その代わり「人糞」が無造作に落ちていたのを覚えている。

メモ書きの通り、歩みを進めると、レンガ造りの塀に鉄格子で囲われた扉が現れた。

ここか…

鉄格子をそのまま素手で開ける訳にはいかないので、辺りを見回していると、古びたドアベルが見つかった。ひとつ深呼吸してから、押した。

「ビー!ビー!」

部屋の中で鳴っているブザーの音がこちらに漏れてきている…。なかなか反応が無いので、「あのBBSの情報は、ガセネタか?」と帰ろうとした。すると、大きな音を立てて、鉄格子が開いた。まるで、未確認飛行物体が地球に落ちてきて、中から何か出て来るような雰囲気ではあったが、誰も出てこない。もうひとつ深呼吸をして、暗がりの部屋の中へ突入した。

どうも受付っぽいカウンターに老婆がいた。ソファーには、30代と思われる女性が脚を組んで座っている。俺は、とりあえず「ハロ〜」と声を掛けてみた。老婆はしきりに「日本人か?」と訊くので、俺は「イエス、イエス」と答える。そして、老婆は多分こんな事を言った。

30分のマッサージで50ドルだけどいいか?

筆者は頷き、財布から札束を出し、老婆に渡した。そして、プレイルームへと連れて行かれた。

出た〜!サイボーグ

プレイルームには誰もいなかった。タタミ3畳ほどの一室で、病院の診察室にあるような質素なベッドとクローゼットが置いてあった。奥にはちっぽけなシャワールーム。「どうすりゃいいんだ?」と悩んでいると、マッサージを担当してくれるであろう女の子が現れた。…いや、「女の子」というか…確かに(ある程度)若い女性なんだけれど、肌は浅黒く、ブラウンの入った長髪。そして、目を引くのが、おっぱいが異様にデカい!ってか、デカすぎる!!

で、おそらくタイ人っぽい顔つき。

いびつなおっぱいの大きさと、サンフランシスコで「タイ人」というミスマッチに驚きつつ、ベッドにうつ伏せになって、彼女からマッサージを受けた。大してうまくはない。

しかし、このまま「普通の」マッサージで終わってしまっては、「風俗」とは言えないぞ。あのBBSには「エロい」お店として紹介されていたのだし。

ものの5分で、うつ伏せの施術が終わると、彼女は英語で「仰向けになって」との指示。従うと、いよいよ裏オプ交渉が始まった。

裏オプ

風俗において、店舗側が正規のオプションとして用意しているもの以外に、嬢が「個別に」特別なサービスを対価を得て行うこと裏オプと言う。日本ではデリヘルでの本番行為や、リフレでの過剰なサービスが裏オプとして提供されている現実がある。

この国、アメリカにおいて。ここ西海岸、サンフランシスコにおいて。目の前にいるタイ人の彼女においても、裏オプがやはりあった。おそらく彼女はこう言った。

セックスしない?200ドルでどう?

正面から見ると、キャミソール越しにサイボーグのようなおっぱいが威圧感を与えてくる。「なんか入れてるだろ〜!」「絶対豊胸手術だろ〜!」「叶姉妹も顔負けや〜!」…。

結局、筆者は裏オプ代「200ドル」を払って、彼女とやった。

この体験を糧に

再び、鉄格子が開く音を耳にし、外へ出た。行き交う車をぼんやりと眺めていると、ここがアメリカだということを再確認する。大きなセダンが右側通行をしていた。

結局、タンパクなセックスのために、合わせて250ドルを払ったのは痛手ではある。しかし、鉄格子の暗闇の先でサイボーグとやったという体験は何かの肥やしになるに違いない。そう思いながら、サンフランシスコのショッピング街の方へと足を向けた。今だから言える。ありがとう、サイボーグ

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今回は(かなり)特殊なケースでのマッサージ体験だった。本サイトでは他にもマッサージに限らず風俗レポートを掲載している。どうか読んで笑ったり、泣いたりしてほしい。